春日神社の秋祭り

140西脇市高田井町にある春日神社の秋祭りは、
「暴れ太鼓」と呼ばれる屋台が登場することで知られており、近隣では有名です。
「暴れ太鼓」は、宮入りなどの際に男衆が担ぐ屋台を繰り返し左右に大きく横転させる勇壮な動きを行うものです。
毎年体育の日を含む3連休の日曜日に行われるこのお祭りです。

春日神社は西脇市高田井町にある創建約1100年を誇るといわれる宮で、近隣の3町の住民が氏子となっています。
普段は静かなこの神社で行われる秋祭りに通称「暴れ太鼓」と呼ばれる2基の屋台が練り出します。
近隣では結構有名で毎年新聞記事となり、テレビでも何回か紹介されたことがあります。

147春日神社の秋祭りは、130年近く続いており、平和な暮らしと農作物の豊穣を願って行われるものです。

屋台の担ぎ手は腰巻きに足袋姿で、屋台には牽引用の車輪が付いていないため、
朝10時過ぎから夜7時過ぎの下向まで担ぎ通しという過酷な祭りです。
乗り子は春日神社のシンボルである「下がり藤」をあしらった着物と帽子をかぶった4人が懸命に太鼓を打ち鳴らします。

 

228ちなみに前日には集落内を巡回し、別の神社へ向かう宵宮もあります.

播州地域には各地で秋祭りがあり、多くの屋台が練り出しますが、
その大半は屋根が付いた飾り屋台、いわゆる布団屋台といわれるものです。
暴れ太鼓はそうした屋台とは異なり、太鼓を乗せた木枠に担き棒を縄で結んで組んだ質素な屋台です。
また、布団屋台の乗り子の多くは小学生ですが、暴れ太鼓の乗り子は高校生以上の青年です。

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